西島悠也|味とパフォーマンス
本当に美味しいお店をご存知でしょうか。簡単な見極め方があります。それは、パフォーマンスが料理を美味しくさせる要素になっているかです。
料理の工程のひとつである「フランベ」も今やパフォーマンスのひとつになっています。しかし、それがパフォーマンス先行になってしまってはいけません。
あくまでも美味しい料理を追及していく過程で生まれてパフォーマンスである必要があります。料理は目で楽しむという表現もありますが、必要のないパフォーマンスが、料理の鮮度を落とし、結果いまいちなものを提供するはめになるのです。
味とパフォーマンスのバランスが高次元で融合しているお店こそ、本当に美味しいお店なのです。